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下流社会

まずは、自分に当てはまるモノをチェック!!

□ 1.年収が年齢の10倍未満だ
□ 2.その日その日を気楽に生きたいと思う
□ 3.自分らしく生きるのがいいと思う
□ 4.好きなことだけして生きたい
□ 5.面倒くさがり、だらしない、出不精
□ 6.一人でいるのが好きだ
□ 7.地味で目立たない性格だ
□ 8.ファッションは自分流である
□ 9.食べることが面倒くさいと思うことがある
□10.お菓子やファーストフードをよく食べる
□11.一日中家でテレビゲームやインターネットをして過ごすことがよくある
□12.未婚である(男性で33歳以上、女性で30歳以上の方)

・・・どうでしょう?
わたし、かなりマズイデス・・・
下流度チェック。半分以上当てはまるとかなり「下流的」だそうです

所得格差が広がり、そのために学力格差が広がり、結果階層格差が固定化し流動性を失っている・・・とか。

階層格差が広がる、とはどういうことでしょうか?

高度経済成長期以前、日本はわずかな「上」(=働かなくても豊かなお金持ち、資産家、地主等)と沢山の「下」(=働いても働いても豊かになれない貧乏人)からなる「階級社会」でした。

それが高度成長によって「中流社会」へと変貌。
つまり主としてサラリーマンであり、財産は特に持たないが、所得が毎年増えて生活水準が向上していくという期待を持つことが出来る「中」の人が増えた・・・「下」の中流化。

しかし今、「中」が減って、「上」と「下」に二極化しているとか。「中」の下流化。

正確にはここでいう「下」は基本的には「中の下」で食うや食わずとは無縁の生活をしているが、しかしやはり中流に比べれば何かが足りない人のことを指している。
何か・・・?

調査によれば階層意識は単に所得や資産だけから生まれるものではないそう。
学歴・職業(自分だけでなく親の所得・資産・学歴・職業なども反映される)、さらにはその人の性格・価値観・趣味・幸福感・家族像なども深く関係していて、それらを踏まえたものが上記の下流度チェックなのだそうです。

コミュニケーション能力・生活能力・働く意欲・学ぶ意欲・消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低い・・・

仕事をやめてから確かにいろんなことに対する意識がかなり変わってきたな、とは思う。
それはそれでいいことも沢山あったし、悔やんでいるようなものでもない。
でも、こうして社会の流れとして「意欲」という言葉を捉えると、自分の中に下流化への流れを感じさせるものが皆無ではないことに気づかされる。

単に著者の個人的意見として述べられているのではなく、膨大な調査結果に基づいて述べられているところがさらに自分のうちの切実感を増す感じがする。

「いつかはクラウン」の時代から「毎日100円ショップ」の時代へ
時代の波に流されるだけでなく、しっかりと自分の前の道を見据えながら生きていきたいなと思った。
ちなみに「ドラゴン桜」(漫画)は、この階層化・二極化・下流化のながれの社会にあって、その流れに逆らう上昇意欲に満ちた表現が多くあるそうです。
漫画喫茶デビューした暁には、「ナナ」に続いて読む予定のリストに加えておきます!
by yurari-n | 2006-01-15 09:02 | 読書な日々

ありんこの足跡より小さな日々の記録


by yurari-n