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男たちの大和

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第2次世界大戦末期、昭和20年4月に東シナ海に沈んだ戦艦大和と、それにまつわるさまざまな人間模様
戦後60年たった現在から物語りは始まります。
ともに戦った戦友の死を胸に、その後の60年間を戦災孤児を育てることで自分の生を意味づけてきた男。
その事実を知ることにより、60年間ずっと問い続けてきた自分が生きる意味を知り、生きていることの罪悪感から開放されることが出来た男。
戦争で自分の生の価値観を考えるまもなく死んでいった人たちの悲しみや、その家族の涙だけでなく、生き延びてしまったということで苦しみ続けてきた人も沢山いることを教えられました。
広島・長崎の原爆で戦争は終結しますが、片道の燃料と援護なしの航路に就く3000余人の軍人達のそれぞれの国や家族に対する想いは、息の詰まるような重みがありました。

もともと戦争映画は苦手です。
でもこうやって時々は、過ぎ去ったこととしてではなく、つながった近い過去の出来事として思い起こすことも必要なのかも知れません。



by yurari-n | 2006-01-27 23:58 | 映画な日々

ありんこの足跡より小さな日々の記録


by yurari-n