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津波てんでんこ

e0007451_16562415.jpgかっぱえびせんが大好きな松島のかもめたち
一年くらい前の写真ですが、観光客が減少してることで、痩せてしまってないか心配^^;


先月末アスティ徳島で二日間にわたり開催された「防災・減災フォーラム2011」についての記事が、3.11からちょうど半年に当たる今日、大きく新聞に載っていました。
パネリストに世界的建築家である安藤忠雄さんや、徳島大学名誉教授の村上仁志先生を迎え、記事を読む限りでは大変実のあるフォーラムだったようです。

10数年前、ちょうど徳島では第十堰の改築問題(可動堰か否か)が盛んに議論されている頃に、村上先生に環境と水の問題(水害)についての講義を受けた覚えがあります。
先生は可動堰の問題については具体的にはご自分の考えを述べられませんでしたが、北陸(三陸海岸)での水害(津波)の被害状況やとられている対策、さらに徳島に津波が押し寄せたときにどういう状況となり吉野川を遡上してどこまで被害が及ぶかなど、講義の内容を聞き進めるうちに自然というものが美しいだけではなくときに大変恐ろしく人間にとって残酷なものになるという漠然とした恐怖や不安が自分の心のうちに生まれたことを覚えています。

先生の講義や、途中見せていただいた三陸の津波経験者の方の証言入りVTRなど、どれもとても興味深く、当時の自然保護優先というあいまいな自分の意見が少し変化していくことをはっきり感じました。
その年の長男の夏休みの社会研究は「水の研究」。徳島県がいかに水害が多く、そのことを物語るような川辺の竹林や、お地蔵さんが水につからないための高地蔵など、あちこち写真を一緒に撮りに行きました。
担任の先生はきっと、「可動堰推進派さんなのね」と思ったことでしょう(笑)実際は中立的立場でしたが。

今回の東日本の地震と津波で、それまでの思いや考えが変わった方も多くいらっしゃるかもしれません。
自然は自然としての営みをただ「自然に」行っているだけ。そこに生きている人間の思う通りにはなってくれなくて当たり前なのですよね。
知恵を働かせて、いかに人間が「旨く」生き延びていくか、だけなのですよね。

津波てんでんこ、は三陸地方に伝わる教訓で
「地震・津波のときは、親が子を、子が親を探していたら逃げ遅れる。てんでばらばらに逃げろ」という教えだそうです。
地震や津波が多発する地方ならではの重みのある教えです。
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by yurari-n | 2011-09-11 16:59 | 日常

ありんこの足跡より小さな日々の記録


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