人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スザンヌの日記

 ジェイムズ・パタースン著
スザンヌの日記_e0007451_10142613.jpg


ニューヨークの出版社に勤める編集者ケイティは、誠実で優しくて才能あふれる詩人のマットと知り合い、ついに心から愛し合える男性とめぐり逢ったと確信する。

幸福の絶頂にいたはずの二人
なのにマットが突然別れを告げ姿を消してしまう。

なぜ?
なにがあったの?
悲しみにくれるケイティの元にマットから一冊のノートが届いた。彼の妻だったスザンヌという女性が、生まれたばかりの息子ニコラスに宛てて綴った日記。

“この日記がすべてを説明してくれる”
というマットの手紙を読み、真相が知りたい一心で恐る恐る日記をめくるケイティ。

ボストン郊外の大西洋に浮かぶ小さな島。
豊かな自然の残る美しいこの島でのスザンヌの暮らしが、そこには生き生きと綴られていた。

騒々しい大都会の多忙な生活を捨てて静かな島へ移り住んだいきさつ、島でマットと出会い、恋に落ち、結婚し、出産したこと。
そして何より、新しい命が彼女の人生にもたらしてくれた何物にも変えがたい喜び。

こんな絵に描いたような幸福な家庭にいったいなにが?
もどかしい思いでページをめくるケイティを待ち受けていたものは・・・・



ケイティが心臓発作で療養中に友人がしてくれた五つのボールの話(発作で倒れるまで彼女は大都会の大きな病院で激務を続けていた)

人生を5つのボールでお手玉をするゲームだと考えてみて。それぞれのボールには仕事・家庭・健康・友達・誠意という名前がついている。あなたは今そのすべてをうまく宙に浮かせている。
ところがある日仕事のボールがゴムでできていることにようやく気づく。落としてもそのボールは跳ね返ってくる。
ほかの4つのボール―家族・健康・友達・誠意―はガラスでできている。どれも一度落としたら生涯消えない傷がついて、欠けて、もしかしたら粉々に割れてしまうかもしれない。
この五つのボールの教訓をきちんと理解したとき、あなたはきっと人生のバランスについて考えるようになるでしょう。

by yurari-n | 2006-07-21 10:10 | 読書な日々

ありんこの足跡より小さな日々の記録


by yurari-n